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荷物追跡アプリを作りました

こんにちは、ケイジェンド・プロダクツさんでDXツールの開発をお手伝いしている三浦です。2021年頃から、フリーランスの開発パートナーとして、現場の業務を効率化したり、お客様に新たな選択肢をご提供するための、さまざまなDXツールを開発しています。今回は、そんな中からヤマト運輸さんの荷物問い合わせを自動化する「荷物追跡アプリ」をご紹介したいと思います。

開発の背景

宅急便やメール便などの配達状況は、ヤマト運輸さんが公式に提供されている荷物お問い合わせシステムを使って、誰でも確認することができます。おそらく使った経験のある方も多いと思いますが、このシステムは主に個人の方向けに設計されているので、追跡番号を1件ずつ手入力する前提になっています。

一方、DM発送代行の場合、一度に数百〜数千件、ときには数万件という数の宅配物を取り扱うため、すべてを荷物追跡しようと思ったら、途方もない時間がかかってしまいます。お客様から「配達されたかどうかを知りたい」というご要望はあったものの、サービスとして一律に提供するのは難しい状況でした。

MEMOニッチだけど、根強い需要の荷物追跡

販促DMを送られるお客様の場合、フォローコールのタイミングを図る目的で、常に最新の配達状況を把握しておきたいというニーズがあります。そのため、1回だけではなく、複数回荷物追跡をご依頼いただくこともあります。

解決のためのアプローチ

そこで作ったのが「荷物追跡」アプリです。指定したスケジュールに合わせて、荷物の問い合わせを自動でやっておいてくれるWebブラウザベースのアプリで、オペレータさんは問い合わせ結果のファイルをダウンロードするだけで、お客様に配達状況を納品することができます。問い合わせが終わったら、メール通知してくれる機能も付いているので、いつ問い合わせが終わるかを気にする必要もありません。

問い合わせ結果のファイル。最新ステータスはもちろん、配達履歴なども確認できる

このアプリは、ヤマト運輸さんが開発者向けに提供している「XML荷物検索」というSOAPインターフェースを利用しており、荷物問い合わせシステムで追跡できるサービス(宅急便、UPS宅急便、国際宅急便、タイムサービス、EXP便、クロネコDM便)なら、すべてこのアプリで追跡することができます。

ただし、一度に問い合わせできる件数は「5秒に20件まで」というルールが設けられているので、たとえば、1,000件の追跡番号を処理する場合、およそ7分ほどかかってしまいます。当然、このアプリもそのルールに従って問い合わせるわけですが、バックグラウンドタスクとして処理することで、画面の前で待機せずとも、別の作業に移れるようにUXを工夫しました。

MEMOセキュリティは大丈夫?

クラウド型の荷物追跡アプリは、デスクトップアプリやオンプレミス型のシステムと比較すると、セキュリティ面での考慮事項は多いですが、社内ネットワーク外からのアクセス遮断やアカウント認証によるアクセス保護などの異なるセキュリティ層を組み合わせることによって防御を多層化しており、加えて、個人情報などのセンシティブな情報はデータベースに保存しないようにすることで、万が一の事故にも備えています。また、国際的なセキュリティコミュニティ・OWASPが提供する「OWASP ZAP」ツールを使ったセキュリティテストをデプロイごとに実施し、定期的に安全性と利便性のバランスを評価しながら、可能な限り防御の層を厚くするセキュリティポリシーで運用しています。

自動化だけじゃない、ニッチな業務効率化

デスクトップ版荷物追跡アプリ

実はこれまでも、現場ではWindowsデスクトップ用に開発した荷物追跡アプリを使ってもらっていました。このデスクトップアプリも一括問い合わせができるので、手動で1件ずつ問い合わせる必要はありませんが、スケジュール機能は付いていないので、オペレータさん自身でスケジュールを管理する必要がありました。常に複数の案件が走っていることを考えると、改善する価値のある課題です。

また、デスクトップアプリの性質上、新機能の追加や改善のたびに、各PCでアップデート作業が必要になることも課題でした。ただ、これについては開発スピードとのトレードオフで妥協していた部分ではあるので、想定のうちではあったのですが、Web版へのアップデートに伴って、こういった細かな課題も解消して、よりコアな業務に集中できる作業環境へと改善を重ねています。デスクトップ版荷物追跡アプリのデモ動画もあるので、ご興味がある方はご覧ください。

今後の開発予定

いつでも最新の配達状況が見れるアプリへ

現在の荷物追跡アプリは、オペレータさんが問い合わせのスケジュールをセットして、結果をお客様に納品するというワークフローを前提にしています。一方、配達状況の確認が目的であること、Webアプリであることなどを考えると、必ずしもオペレータさんがやらなければならない作業ではありません。

たとえば、問い合わせスケジュールをセットして、パスワード保護と有効期限を設けた一時リンクを発行できるようにすれば、そのリンクをお客様にお伝えするだけで、オペレータさんの作業は完結させることができます。アプリ側では、1日に数回、問い合わせを実行する仕組みを備えておけば、お客様もリンクにアクセスするだけで、いつでも最新の配達状況を確認することができます。副産物として、メールのやりとりやファイルのダウンロードなどの煩わしいプロセスも省けるとなれば、双方にとって都合のよいワークフローを実現することができます。次のバージョンでは、この機能をリリースする予定です。

終わりに

ケイジェンド・プロダクツでは、今回ご紹介したようなアプリを開発したり、既存のツールを活用するなどして、お客様のご要望に最大限お応えするサービスづくりを大切にしています。

  • HubSpotなどのCRMと連携して印刷・発送したい
  • APIやGoogleスプレッドシートを活用して印刷・発送業務を自動化したい
  • 印刷・発送注文や請求業務の手間は省きたいけど、チャットですぐに連絡できるようにはしてほしい
  • ダイレクトメールのQRコードにアクセスした方を特定したい

など、現在のワークフローを崩さずに、印刷・発送業務を効率化したいとお考えのお客様は、お気軽にご相談ください。

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